戻る
観光農園レポート 2007.9.10 (いちじく)
9/10(月)曇りのち晴れ

いちじくの季節です。
今回はいちじくを作っている、もぎたて倶楽部の農園さんをまわることにしました。
今日は朝方曇ってたいたのに、午後からは少し暑いくらいにいいお天気になりました。
前回(8月半ば頃)見た時はまだ緑色だった若いいちじくはもうおいしそうに色づいてるかなぁとわくわくした気分で出発。もぎたて倶楽部のほとんどの農園さんは丹原の高松のあたりに集中しています。
県道壬生川丹原線沿いの丹原町文化会館を西(松山方向)に約1キロメートル、赤い鶴の直販所から北へ入ります。
最初の角を左に曲がって、850メートルほどで右側にヤマサ園芸さんのテントが見えてきました。

看板娘さんと看板孫娘さんがお出迎え。
いろいろお話を伺っていると、どうやらお客さんは午前中の方が多いらしいです。そういえばくる途中にも「本日は終了しました」の看板を何回か目にしました。みなさん、いちじく狩りは
午前中が狙い目です!いちじくは一日に1個熟すと言われるくらいなので、早くからとりに出かけないと、なくなってしまうこともあります。そうならないように事前に電話をして確認しておくのがベストです。

さて、いちじく畑のほうへ。
おお〜
赤く色づいて、おいしそうになっています。
もぎたて倶楽部のほとんどのいちじくが日本に昔からあると言われる
『蓬莱柿(ほうらいし)』という品種だそうです。小ぶりで、とても甘いです。

なるほど。
本当に1本の木につき食べ頃のいちじくは1〜2個かも。まだ若い緑色の予備軍がいっぱい控えています。
ヤマサ園芸さんではハウスでおよそ30種のバラも栽培しております。見学、小売OKです。
バラはまた次の機会に・・・
次に訪れたのははっきり農園さん。
ヤマサ園芸さんからまだ西へすすみ、次の角を右に曲がります。突き当りを右折すると、右側に看板が見えてきます。
この方が園主の山内政志さんです。
今は亡きお父様の後を継ぐため、仕事を辞められ、農園に本腰を入れるようになったのは2年前。はっきり農園の由来は24・5年前にお父様が村おこしの為、有志で『はっきり会』を結成し、そこから名をもらったそうです。実はこの辺りのいちじくの苗はこの園のものなので、元祖とも言えます。「大変ですが、いろいろ試行錯誤しながらやっています」と笑顔で話してくださいました。また有機肥料を使用しているので、体にも安全です。
これが園主さん自ら撮影のために選んでくださったいちじく。
おいしそう〜♪
一番大きいやつは私がいただきました。
実際に育てている人の話を聞いた後で食べると、なんだかとても味わい深い感じです。
これからは作り手さんを思いながら、一個一個ちゃんと味わって食べようと思ったりしました。
はっきり農園さんは山の上の方にもうひとつ農園があり、そちらは標高が高いため半月くらい遅れてなるそうです。(山の上の農園に向かう途中)
いちじくのシーズンはたいてい9月上旬から10月上旬ですが、ここなら10月中旬まで大丈夫。(台風などにもよりますが)もうそろそろいちじくの時期も終わりかな〜という頃、ここに問い合わせてみれば、もしかしてまだ食べられるかもしれません。
もうすぐ栗狩りもできるそうです。

やまうち園芸さん、高山農園さんは本日終了していました。残念・・・
また、柿やみかんの時期にお伺いしたいと思います。
前回おじゃました、四季彩農園さんにも寄りました。。ヤギさん食事中。
園主の山内さんが「この土日は大忙しだった」とおっしゃってました。やはりもぎたて倶楽部代表の四季彩農園さんへの問い合わせが多いのですが、常連客を大切にしながら、バスで来られる団体さんにも楽しんでいただけるようにと、他の農園さんとやり取りをして、上手に分配しているようです。近年はグリーンツーリズムの声も高まり、このような収穫体験も人気があるようです。

愚禿山(ぐとくさん)さんも終了していました。
ここは産業道路沿いにあるので、場所もわかりやすいです。バックには目印の折鶴も見えます。(折鶴から西へ200mくらい)
愚禿山の看板です。
神話のぶどうとはネヘレスコールという品種で、数多くあるぶどうの品種の中で世界最大といわれています。観賞用として価値があり、見ごたえあります。


愚禿山の入り口の貼り紙です。小さい頃は種が面倒くさいので、種無しぶどうがいいと思ってたけど、自然の味を安心して食べるなら種ありがいいらしいです。
最後にゆきもと農園さんへ。
ゆきもと農園はもぎたて倶楽部の他の農園さんとは離れており、産業道路沿いのヤマサンセンターの近くにあります。ヤマサンセンターから西へ300m進み、左折して200m進み、また左へ曲がると受付が見えてきます。
丹原の中心地にあり、駐車もしやすいところがメリットです。また、もぎたて倶楽部唯一ハウス栽培なので、いち早く獲ることができます。(奥様談)
おまけコーナー。
ハウス内では観光農園として育てているぶどう、イチゴのほか出荷用のアスパラも栽培していました。
これがアスパラ栽培の様子。
アスパラ栽培専用のはさみで切っています。
はさみにちょうどいい丈で切れるように目安の針金がついています。(見えにくいですが)
こんなはさみはじめてみました。

さて、みなさんいちじくをとりにいきたくなってきましたか?
いちじく狩りの入園料はおとな800円、子供300円、お持ち帰り1s800円です。(もぎたて倶楽部一律)
今回お世話になった観光農園さん、ありがとうございました。また、残念ながら、今回お会いすることはできなかった農園さんもそれぞれおいしいいちじくを作っていらっしゃると思います。どの農園さんにもこだわりがあり、いろんな思いを込めて一生懸命育てています。いちじくは同じ品種ですが、もしかすると農園ごとに異なった味わいがあるかもしれません。
西条市 食の創造館 〒799-1353 愛媛県西条市三津屋南2-54 TEL0898(65)7150 FAX0898(65)7151
Copyright(C) 2007 sics. All Rights Reserved.